• Kenjiro

    「26」
  • 海鳥の宿

    海鳥の宿

    別れるしかない 恋ならば憎まれ役は 俺でいい女がひとりに 男がふたり惚れてる方が 身を引くものさ泣くな 泣くな こんな俺より優しい男(やつ)と 生きろ海鳥唄う 別れ唄紅さえ引けない 港じゃよ綺麗な顔が 台無しさはずした指輪の 真白い痕に責められるのさ 尽くしてくれた捨てな 捨てな こんな酔いどれ自分のために 生きろ隠し...
  • ほおずき

    ほおずき

    あの日の夏祭り 鬼灯(ほおずき)を買ったね鬼の灯りなんて書く 意味をそっと聞いたの風が強くなり 雨を逃れて初めて抱かれたこと 夏のたび思い出す鬼の灯り 鬼の灯り燃えてる ふりしても空っぽなの 空っぽなの私の 心のようあなたに似てるひと 探しては恋してそうだあなたじゃないって 抱かれながら思うの時が流れても 忘れられない...
  • 口下手

    口下手

    優しいこと ひとつ言えず淋しがらせたなこんな俺を お前はなぜ好きでいてくれた最後だから 最後だから力まかせ 抱いてみたって深く瞳 閉ざしたままお前はもう俺を 見ないもう奴のそばで 生きろもつれた糸 ほどくように器用にはなれない引きちぎって 捨ててしまうそんな俺だからあなただけを あなただけを信じてたと 泣いて叫んですが...
  • 冬かもめ

    冬かもめ

    そっと隠した 旅支度冬が来たって そのままでお前は 優しすぎるから俺を捨てられ ないんだろ出て行けと 言うための 深酒を見ててくれるか ああ 冬かもめ殴るふりして 追い出せば奴のところへ 行けるだろお前は 何も悪くない遠い霧笛が すすり泣くもう一度 細い肩 抱きよせてそれでどうなる ああ 冬かもめ甲斐性なしの 男でも別...
  • 霧笛のララバイ

    霧笛のララバイ

    そうよあの日 そこの窓には赤いサルビアが 咲いてたあなたがくれた 幸せは花と一緒に 枯れたわ今夜も霧笛が すすり鳴くけど私にとって たったひとつの 慰めだから話す人も 無い部屋は淋しくて… 冷たいよ…ドアの鍵を 一人開ければひとつため息が こぼれるあなたのいない この部屋は明かりつけても 暗いわ二人で寄り添い 聴いた霧...
  • 化身

    化身

    世の中は 意地悪ね綺麗な娘には 優しくて流行の服も まなざしも彼女たちのもの幸せの 数なんて決まっているのよ 始めからどんなに燃えて 焦がれても奇跡なんて夢時が来れば 大空に羽根を広げる 蝶のように綺麗になって いつの日かあなたの心に 留まってみせる香水が よく似合う好みの女に 変わりましょう偶然だわと 街角で声をかけ...
  • 母の詩~白いカーネーション~

    母の詩~白いカーネーション~

    いつもの帰り道 駅前の小さな花屋今年も白いカーネーション一輪買って帰ろう追い越したつもりもないのに気がつけば 母は遠く聞きたいことや 聞いて欲しいことが季節ごとに増える男のクセに だらしがないと声が聞こえそうで母さん… 呼んでみる母さん… 母さん…「元気か?」そう聞くと 「元気だ」と笑っていたね飾った白いカーネーション...
  • 東京メロドラマ

    東京メロドラマ

    ドアにもたれて遠ざかる 足音を聞いていた終わったのねあの人は 二度と帰らない東京は薄情で 別れが似合う街真夜中の窓辺には 未練の灯が揺れるあぁ恋はいつも メロドラマ夢を見る心と 心がすれ違うあぁ男と女は メロドラマお互いの世界には 住めない異邦人(エトランゼ)きっと誰かの元へ行く 足音が消えてゆくやさしすぎるあの人は ...
  • 真夜中の Love Song

    真夜中の Love Song

    透き通る月光が 部屋の窓に差し込むまるでかたく閉ざされた 心溶かすようにこんな夜は そばにいて 私の心温めて素直な気持ち言えたなら 苦しまないのに月夜の下で奏でる 切ないメロディーあなたのもとへ届いて例えあなた別の人と 夜空(そら)を眺めても溢れる想いを こらえきれずに真夜中の Love Song全て嘘見抜いても 騙さ...
  • 愛つまびらか

    愛つまびらか

    もう 離れたくない 離さないで逢えないほどに つのる想い照れながら 目を逸らし 出会った頃の埠頭で見つめ合えば いまは夜の帳(とばり)二人をさえぎるもの 壊しても 守りたいこころいっそこのまま身を投げて波の藻屑(もくず)で 絡み合えたら…あ、い、つまびらかあなたが知りたいことは無口なわたしの中 ずっとあぁ 死ぬほどに愛...
  • 誰彼花-だかればな-

    誰彼花-だかればな-

    ほんのあやまち あなたにしてみれば…こんな思い出飾り きっと笑うでしょう蘭の香りに 包まれた部屋には吐息 ささやき化粧そっと ただようだけあの日 通り過ぎたあなた誰ですか 教えて幾千の花を 束ねたままひとつの嘘もつけないで高鳴る胸の中 もう一度目を閉じてみたいほんのやすらぎ わたしにしてみれば…こんな母親模様 無理にほ...
  • 大阪レイン

    大阪レイン

    大阪に降る雨は なぜに冷たくこの頬にこの胸に この肩に降るせつなさに包(くる)まれて 息を潜めこの雨が過ぎるのを じっと待ってるオーサカ・レイン あなたの愛をオーサカ・レイン 失くした日から私は歌を忘れたあゝ カナリヤ薄紅のカーテンを 少し開けたら泣き濡れたこの部屋と 心に風が悲しみの片隅で 膝を抱えそんな日の訪れを ...
  • バーボンソーダ

    バーボンソーダ

    バーボンソーダが 苦いのは鳴らない電話のせいねかと言って 帰れもせずに一人の夜を もてあますありふれた幸せを 欲しがった 私偽りのくちづけを くれたのは あなたそれだけのことなのにあぁ…今夜は 待つのが つらいバーボンソーダが 好きなのはあなたが飲んでたせいね夢ひとつ 見させて消えるグラスの中の 泡みたいこの恋が運命(...
  • 合鍵

    合鍵

    お前は 強いからと俺がいなくても 大丈夫だからと別れのありふれた言い訳あなたは つぶやき 部屋を出てったあなた あなたにあげた 心の合鍵ひとつ知らん顔で捨てられて 赤く錆びてゆくだけ泣かない 女だからきっと可愛気が ないと思われたなみだを武器にした幸せなんてさ ずるくて 欲しくなかったあなた あなたが捨てた 心の合鍵ひ...
  • 葉桜

    葉桜

    貴方のためにと別れることに決めました最後のお願いです私の荷物を送って下さい楽しい思い出ばかり浮かんで来ますあれから随分時が経(た)ったのですね鏡の中の泣き顔が似合わない年齢(とし)です貴方私の若い日をどうぞ返して下さい貴方のことだけ責めるつもりはありません私のいたらなさに心が離れて行ったのでしょう今さらおかしいけれど編...
  • 華ありて

    華ありて

    幼な心に なんとなく聴こえていた言葉は“生まれてきてくれて ありがとう”綺麗な夕陽は密かに命の儚さ 教えるけどいいえ 私があなたを選んだの心に心に 愛満ちてあなたの残した 華ありてまどやかに たおやかに生きてゆけるの 明日もきっと爪紅(つまくれない)の 初恋に頬まで染めた日記盗み見していたの ごめんね人には見せない涙も...
  • 夢ほたる

    夢ほたる

    誰を呼ぶのか ほたる火よ消すに消せない 恋慕(おもい)火かいく夜(よ)逢(お)う瀬を 重ねてもどうせ貴男(あんた)は 夢ほたる夜が明ければ 他人(ひと)の駕籠(かご)飛ぶに飛べない 夢ほたる燃えて散るのが 運命(さだめ)なら恋の命日 消えぬ間に胸を焦がして 舞うがいいどうせ私は 待つだけの羽(はね)を失くした 恋ぼたる...
  • 泥船

    泥船

    この恋は 泥船だとはじめから 分かっていたわそれでもいいの あなたとふたり沈むなら 怖くなかった悪い男と みんな言うけどほんとは優しくて 弱虫お金など 紙切れだし燃やしても あげても同じ何でもいいの あなたがそれを欲しいなら 全部いらない一人ぼっちの あなたと私ふたりになれそうな 夢見たこの恋が 泥船でも最後まで 離れ...
  • 25時の鏡

    25時の鏡

    愛という名の 毒リンゴ齧(かじ)ったあなたは ねむりつく化粧が落ちた わたしの顔は泣いてるようと ふと思う鏡よ鏡 世界で一番鏡よ鏡 さみしい女は だあれだあれ胸の隙間を 埋めるのはかすれる吐息か 絶望か傷つきすぎた 男はみんなサヨナラばかり 繰り返す鏡よ鏡 世界で一番鏡よ鏡 哀しい男は だあれだあれ手足からませ すがり...
  • 大阪れいんぼう

    大阪れいんぼう

    砂糖にむらがる アリのよにネオンに集まる 人の群れ夢は七色 大阪れいんぼう虹は消えると 知ってても見ればきれいと 思うのさあなたという名の 虹を見たどぎつい化粧を してるのは泣きたい夜更けに 決まってる夢は何色 大阪れいんぼうあんな男と 言いながら強いお酒で ごまかして誰かに抱かれて 眠るだけ少女にもどれや しないけど...