• ロクデナシ

    「18」
  • アルビレオ

    アルビレオ

    側にいても 離れたままひとつになれない連星アルビレオああ君が思うよりも僕は君でいっぱいだ流星みたいな移ろいを片時も離さず見ていたいのああ僕が思うよりも君はずっとずっと遠い重なったように見える仕草苦しくなるほどに美しいな君が好きって感情が残らず夜空を飾っている心が余った言い訳を愛だなんて呼びたくない君は藍に浮かんだアルビ...
  • About You

    About You

    ねえ 向こうへ行こう 海に行こうここじゃない何処かなら イコールいつも足りないものを探してる終わりは笑えているように大なり 小なり 人を愛して 愛されたい優しい人になりたかったんだ冷たさは足りているから信じて自分のこと ダメなとこさえ吐き出してねえ About you本当のあなたを知りたい愛して自分のこと 矛盾の数は生...
  • ユリイカ

    ユリイカ

    優しい人のなり方を 誰か教えてほしかった頼れる人のなり方を 誰か教えてほしかった雨に濡れて傘も差せずにいることもどうでもよくなって明るさが急に怖くなって大丈夫じゃないよ 大丈夫じゃないよ一緒に歩くの嫌になってでもひとりでいたいわけじゃなくて目を合わせて笑えなくなって大丈夫じゃないそれは大丈夫じゃないよ何度傷つけ 間違っ...
  • あやふや

    あやふや

    月明かり1人で歩く言いたいことも 言えないままでホントの気持ち ホントの感情も知らないまま 時計は進む貴方の優しさが遠くでありふれた日常に君が居たから何も無い僕もここまで歩けたのあやふやな 言葉が 夜に舞う変わらない温度を思い出す覚えてる君のその不器用なとこもつらいってさ言わずに静かに泣いてるのもあやふやなこの感情 愛...
  • アマネゾラ

    アマネゾラ

    掠れる声が落ちてく落ちてくから心も底に沈めた雨の水面に落ちゆく雨が冷たい冷たいまま虚な目でさこの街を見下ろした空は灰に似てた濁り曇り重く道が遠く遠く霧で見えぬままで彷徨い続けた人々は傘を差さないまま届かない声が何度も反響して枯れ果てるまで鳴り響いた雨の空溜まり続けてまだ空は涙色増えた痛みは何時になれば癒えるのかな「答え...
  • Slowly

    Slowly

    過ぎ去ってゆく小さな後悔今日を繰り返して泣いてるの?止まない雨がゆっくり溶けていくのが君の毒さ「ならそういいや」って返す踵、奔る残響期待した言葉はあっち向いてほいさ手を振って聴こえない声で口遊む「Slowly, Slowly, Lonely, Slowly」どれだけ走っても追いつけなくて「Slowly, Slowly,...
  • 星寂夜

    星寂夜

    夢で見るきみの影も消費期限がきっとあって触れることも出来なくてぼくはまだ孤独抱え一人誰かがくれた言葉ほど着心地悪いものだから浸ってた夜明け前が綺麗なほどに余計に沁みるララ自分らしくいられたら何も怖いものはないのに流れる流れる涙が乾いて消えた頃どこかで偶然なんかで巡り合って笑いあえたならどんなにどんなに季節が過ぎ去って慣...
  • 僕らの在り処

    僕らの在り処

    「ねぇ、上手な生き方ってどんなんなんだろう」口にしたって応えなどありはしないけどもうどれだけこんな夜を過ごしているんだろう歩き出すには灯りが足んないよねぇ、どうやらこの世界は紛い物なんだよ明けない夜も止まぬ雨もほんとにあるんだよそう思わなきゃ身が持たないとこまできてるけど「戯言だ」って俯瞰して泣いてるどこだろう僕らの在...
  • リインカーネーション

    リインカーネーション

    もう最悪だ もう最悪だねえ誰か教えてよ終わってしまうのかな言えないまんま 僕はねえ最悪だ もう最悪だあの時と同じように手を離しちゃうのかな言えないまんま 僕は縋る 糸 繋ぐ 嘘 揺れる 期待思い描いて 塗り潰したあー 僕たちの未来は何処へ行ってしまうのかな吐き出せないまま 沈んでいった声が苦しくて 苦しくてもう戻ってこ...
  • 眼差し

    眼差し

    あの夜がこの目に染み付いて離れない心一つ明け渡せないままでさよならの数だけ欠けていく景色が小さな背中を身勝手に押すもういかなくちゃ痛みに負けたくないから好きなもの一つ二つ少しずつつまんだ顔のない僕ら産声を上げた出来立ての目玉で君の顔を見た酷く酷く美しい眼差しだからふと生きなければと思った寂しさも嫌われ愛しさも煙たがられ...
  • 子供騙し

    子供騙し

    あなたに会いたくなってしまった世界を容認 世界を容認出来るのならこんな不幸や不満も生まれないのに去った鉄と恋鳴り響いた軽快なメロディまるで黄色線と白線の合間に立つそんな境地だった何番線だか廃れたホームと同化した心に咲いた熱の花が枯れないように気を付けたららら虚ろな言葉 唄い流して『誰かの代わりでも生きて良いんだ』と思考...
  • スピカ

    スピカ

    まだらな日々に 夜は長くエコーは仄か 声を探すのこんな夜空に まだひとつだけ灯りがあるようだ欲しい未来は そんなに無くて君がいるなら それくらいだよその次くらいに 僕がいれたらそれでいいのにな「会いたい」の改行と定型いたいの いたいの とんでいけこの感情は君がくれたのその瞬間を愛と名付けた届かぬスピカ 変われぬ僕がずっ...
  • ばいばいまたあした

    ばいばいまたあした

    バイバイ まだ生きたいってただ繰り返す日答えは出ないまま哀しい曲を聴かないで哀しい唄を歌わないで哀しい事を言わないでそんな明日を捨てたくてバイバイ また明日ってまた繰り返す日思い 募るけど 意味は無いから曖昧に どうせ生きている 今日はもう来ない消えたい そんな日々で今日は片道切符だけ買って待ってるいつもと同じ 変わら...
  • 愛が灯る

    愛が灯る

    ただいつもより寂しくなってぽつりぽつりこぼれる言葉僕には何も無いようだから涙くらい流させてくれそうやって過ごした日々にいつかいつか意味はできるの?こうやって傷つく夜にひとつ光の音が嗚呼やがて来る明日の前でもう怖くないって言えるようにただ愛が灯る 優しく灯る今日は今日は笑えるようにそうやって苦しい日々をいつかいつか抱きし...
  • ブリザード

    ブリザード

    太陽月地球宇宙モーテル重力引力でしょうか眠って起きてご飯食って時間を旅するんですか雪原草原泥炭平野台風竜巻工場と都市国家自転車JRメトロサイクルくるくるでしょうか愛とか恋とか思春期とか何だか分かりませんが答えがあったらそりゃそれでつまんないモンですか断言されれば安心できると無闇に求めているんですか狭いワンケーだと分から...
  • 知らないままで

    知らないままで

    だいたい私ら知らなくてどこにも行けない今日だってあいまいなままでそうやってちっちゃな後悔溜め込んだ嗚呼たいがいなんにも見えないしこのままどうか連れ出してワン・ツー世界を知ってゆく心の奥満たされるまでちょっとだけ嗚呼 ちょっとだけ優しさとかくださいな白く白く 嗚呼 半透明こころこころ ただ満ちてゆくなんて 微睡むの夢の中...
  • ただ声一つ

    ただ声一つ

    続く 時間の欠片を集めている ただ過ぎるノートの余白に書く「答えは、いつ?」ほんのり小さな感情へ愛をひとつまたねまたね夜に咲く温度と灯るまで呼吸 ひとつ生きる生きる優しい日々の横で泣かぬように 嗚呼泣かぬようにちっちゃな言葉チクチクしたのキリが無いけどさそれを忘れたフリ疲れたよ夜よ抱きしめて今日だって 笑う笑う泣いちゃ...
  • 三時のキス

    三時のキス

    永遠とか無限じゃなく限りのあるものだと知らずにただ無邪気に口にしてた愛 食べ切れなくて捨てた君の好きと僕の好きはたぶんわずかに重さが違ってさ重ねるたび釣り合わなくなりやがて崩れ落ちた最後のキスは吐き出す前の風船ガムの味に似ていた一人分の愛を二人で分け合う いつも君のほうが少なくて我慢してたよね 気づかなくてごめんね ご...