• 野村克也

    「3」
  • 女房よ…

    女房よ…

    女房よ わしはいまだにおまえの涙 見たことないわわしが上に行くまで大事にふくろへ入れておけよ時の終わるまで 青春や老いることのない この夢や女房よ 夫婦の絆は強いまだくたばらないぞ 俺達女房よ わしは思うわ手綱(たづな)のさばき 見事なもんや誰もいない この世のどこにもおまえを超えるひとは時の終わるまで 青春や老いるこ...
  • 望郷

    望郷

    海なし山なし 空もなし季節を運ぶ 音もなしひとの砂漠の 東京にせめて故郷(こきょう)の 青空を思えば旅先 急ぐ身もあの頃誰も まだ夜汽車同じ空でも なぜ見えぬあの日北斗の 七つ星きらきら輝き 取り戻すわが故郷(ふるさと)へ 帰ろうか帰ろうつくし 故郷(ふるさと)へみどり色濃き あの町へ...
  • 俺の花だよ月見草

    一で輝く 人生よりも次で実のなる 道がいい言葉三分で夢七分月を仰いで咲く花は俺の花だよ俺の花だよ 月見草やると決めたら 引く気はないぜわかるやつだけ 追いてこい負けて泣かぬが 情で泣く男心に咲く花は俺の花だよ俺の花だよ 月見草誰れに云われた 訳でもないが好きで選んだ裏通り昔かたぎの捕手育ち影でひっそり咲く花は俺の花だよ...