• 浪江女子発組合

    「12」
  • いろむすび

    いろむすび

    白いキャンバスに 反射する原色の想い一筆を重ね、描け 願い抱きしめて、結ぶ陽だまり伸びていく 麗らかに吹く風繋がってく過去現在 噛み締めてる明日の空、華開け 舞い踊った 一輪の希望咲き始める蕾たち 彩り始めよう滲まないように 水彩な夢を 絵取る不安もあるけど 君がいれば 怖くないねあなたのイロ わたしのイロ 今、解(ほ...
  • 桜流し

    桜流し

    何ひとつ残せない可能性のなかで約束をしなかった 最初の時すれ違う車窓から 見つめあうみたいに紡がれていった季節は往く近道できたなら簡単だけれど出逢い そして別れ遠回りでも いいんだよと自分らしく足掻いて 笑って 走って行く蒼い日 春の日 晴らせよ 普通の日々をもどかしい瞬間 破ってみてすごいねとはしゃいだ、想い出の景色...
  • いつかまた浪江の空を

    いつかまた浪江の空を

    遠く遠く 窓の外眺めて元の未来 探すけれど どこにあるの…?いつもいつも 歩いていた道笑い声が聞こえてた 優しい町あといくつ数えたらその日は来るのですかいつかまた 浪江の空をまたみんなで 眺める日まで歩こう… 一緒に歩こう離れた手と手 伸ばして歩いて行こう伝えたくて 諦めたくなくて想い歌に叫ぶけれど どこに届くの…?ず...
  • それぞれのハタ

    それぞれのハタ

    燃ゆる夏の日 緑ゆらして勇ましい影が あたりを染めたそれはまるで絵巻のようで臆さないように深く息をした決戦の時 継いだ想いしょって兜の奥の瞳に燈がつく背負うハタが風にゆれてひとりじゃないって言われた気がした心は凪いで 鬨の声が満ちる呼吸も 鼓動も かさねて 踏み出せ!疾走(はし)れ!疾走(はし)れ! 時代(とき)を追い...
  • ハレノヒの足跡

    ハレノヒの足跡

    立ち止まるとき 振り返るのは曲がりくねった日々の足跡…年に一度だけの十日市かじかむ手のひらの寂しさ賑わいの空気が溶かして懐かしい影に心揺らす変わらないために 変わりゆくこと少し怖くなるけど行き交う人達の温もりは今も あのまま過去と未来が「ハレの日」でつながるどれだけの出逢いを重ね合えるだろう縁を織りなし 辿る足跡これま...
  • ほれ、あいべ!

    ほれ、あいべ!

    請戸川(かわ)沿いの道を のんびり歩こうめんこいハナウタ歌っていつもの笑顔に 今日も会えたならいいことがあるねもちもちの体 きみにくっついてしあわせの粒あげたいこのシャケの帽子 生きているんだよちゃんと見てるからお気に入りの赤いリボン「うけどん」って 呼ぶ声が響く町困ったことがあったらすぐ行くよ 待っていてねまごころを...
  • 桜梅桃李夢物語

    桜梅桃李夢物語

    蕾たちよ自分らしく 咲き誇れ桜梅桃李夢物語 桜梅桃李夢物語「トップバッターは はなちゃん!」菜の花みたいにいつも笑ってる食いしん坊な元気印 イエイ!「二番手 もえか!」優しい藤の花のような歌姫みんなに届けビブラート「次は ゆづ!」まさに清々しい山吹草裏表のない パワフル女子「おまちかね! あいら」どんな時でもひたむきに...
  • つながる、ウンメイ

    つながる、ウンメイ

    あの日途切れてしまった レールの向こう側置いてきた 思い出に会いに行こう窓の外流れるいつもの景色見るともなし見てた陽だまりの席それはまるで永遠みたいな優しい記憶くりかえし思い出しながら 心で話しかけてた改札の前 手を振りあったね 元気でいますか?いつか川辺から見上げた四月の花火 賑やかな夜の空気今でもふっと蘇るんだ 桜...
  • またキミと。

    またキミと。

    共にある瞬間 分かち合う瞬間サヨナラは言わないよまたキミと 笑える日まできらめいた時間の 針は駆け足で舞うシャボン玉のように はかない夢辺りを包む歓声(こえ) 白昼夢の中あなたとなら 迷うことはない泡のような一時(ひととき)は 瞬いた瞼(まぶた)の中愛おしくて 美しくて 心通わす 歌になれ共にある瞬間 分かち合う瞬間い...
  • ミライイロの花

    ミライイロの花

    動き出せ その先へ 揺らぐ針刻んで時間(とき)を 越えて 咲き誇る ミライイロの花咲いた笑顔が 道を照らすよ駆け抜けた未来(さき) どんなイロでしょう?祭りの囃子(はやし) 弾む足音 近づいては高まる掛け声目抜き通り 水しぶき舞い踊る立ち止まるたび 後ろの方で 「大丈夫」と励ましてくれたキミの言葉 私ずっと 忘れはしな...
  • あるけあるけ

    あるけあるけ

    新しい日の出を待つ心が震える白い息踊る町に集まる顔が嬉しい幸せへ延びる道を あるけあるけ悲しみ休めて 前に(前に)進めよまだ暗い夜明け前海を見て想いを届ける笑顔で今ここにいるから繋げるよ この場所で明日への誓い涙の後には愛が響くよ冬枯れの並木を過ぎ行く人眺めて帰りたい気持ち隠す懐かしい声浮かんだ止まらない時に負けず 祈...
  • なみえのわ

    なみえのわ

    たなびく白い雲 ただよう白い鳥空と海の青さに気づく鮮やかに並んだ原色の強さがここに希望 呼んでいる地平線の向こう側で キラキラと光り出した始まる日を信じる気持ち 変わらないから太陽がある限り 明日へ歩いて行ける空も (海も) 君が (いつも) 迷わぬように澄み渡る大丈夫 見上げれば きっと道は続いてくどんな (どんな)...