• 名代崚子

    「1」
  • 夢おんな

    夢おんな

    つらい運命の 悲しさにふたりで暮らした この部屋を今日はひとりで 離れます胸のいたみが 分かるならこのまま行かせて ほしいのと別れ涙の ああ 雨が降る過ぎた 二年と 二月を妻あるあなたと 知りながらまごころ尽くして 耐えてきた他人同志の ふりをしておびえてすがった 人の世を恨むつもりは ああ ないものをいつも歩いた こ...