十明
「9」蜘蛛の糸
世間は今や3秒の神に夢中あの子のドレスなんて興味無いわゆらゆら揺れる糸に縋った挙句奈落の果て突と切れる着信あなたが今夜私の夢を見ていますようにと祈りながら今日も眠るお天道様の二の次ですか?そんな程度の愛ですか?見下ろさないで与えるだけで満たされてずるいずるいお飾りほどの愛ですが甘んじて受けいれますわあなただけが救いです...Dancing on the Mirror
観賞用の赤い薔薇感傷に溺れ足掻いたら従順傀儡なパペット上手く躾けるまでビビデバビデブーなんてお門違い必要はない恍惚な表情どうしようもう抑えられない哀れ飼われ逃げる術もない籠の中で舞い続ける「赤い毒はあなたのためよ」深く深く沈めてDancing on the mirror誰よりも美しくDancing on the mir...夜明けのあなたへ
マグカップの底こびりついたような寂しさをただ見つめていた青く脆い空映した心湖みたいにぽっかり浮かんだあの子の悲しみも知らないどうしてどうして抱きしめてひとつになれなくても隣にいて溶け合わないとしても教えてくれた優しい声があなたの色をいきて、と砂漠の真ん中置いてかれたような寂しさがまだ消えないまま立ち入り禁止の誰かの孤独...蛹
まだ迷っていた地を這っているまだ何も出来ないただ心のまま冷めやらないこの身体誰が救ってくれるの夢の中で宙ずりに首の皮一枚繋がってるアイHateYou感染中退行中のサイエンス待ちわびている開花させてもうすぐ始まる5つ目の季節目覚め前のこの身体誰が壊してくれるの熟れるためのこの疼きこの場所じゃもう収まりきらないの開花したい...僕だけが愛
猫のような瞳が君を突き刺すの僕の宝物に勝手に触れてしまうの君の好きな音楽君の好きな小説君の好きな憂鬱君の好きな孤独知ってる、全部知ってる僕だけが愛だから優しい顔しないで僕だけの君だからずっと君のままでいて、ね花のような香りが君を惑わすの君の才能を殺すあの子が許せないの君の捨てた音楽君の捨てた小説君の捨てた憂鬱君の捨てた...Discord-disco
I wanna dance in crazy, silly disco.They couldn't feel the love because of discord.やけに気取ってもうてるgentleなんで、なんで、なんでなんでって物語のあの子は可憐さdirtyはnothingだ 歪んだbrainI wanna dan...灰かぶり
お得意のお涙頂戴お決まりのヒロイン展開おねだりの上目遣いで視線を独り占めお隣のあの子はまた宝石を纏ってる私よりつまらないのに許せないわ泣いて 私の小鳥たち泣いて 可愛い小鳥たち哀を振りまいてもう夢の溶ける時刻煙に巻いたそのセリフそれはまさに黒魔術早く解いてこの呪縛可哀想なわたしごっこ傷口を見せてあげる今すぐ抱きしめてよ...