• テレサ・テン

    「128」
  • 明日がある

    明日がある

    花咲く春を 信じよう明日という日を 信じようどんなに道は 遠くとも信じて歩く この一歩やがて希望の 朝がくるつらいといえば みなつらいそれが男の 人生だ涙の中に 夢は住むつらさをじっと かみしめて明日をこの手で つかもうよなくしたものは 戻らないそれでいいのだ それでいいきのうをすてて 明日ばかりふりむかないで 行くだ...
  • おまもり

    おまもり

    わたし…悪い女でした別れて初めて気づいたわあなたの心の痛みも知らず子供すぎてた わがままでした飲めば飲むほど 悲しくてもう一度 その手に抱かれたいああ帰って あなたあなた この部屋にわたし…ひとり眠れないわ寒くてこの指 この胸が幸福すぎてた 想い出だけをせめて心のお守りにする未練ごころが かなうならもう一度 素肌を重ね...
  • さよならあなた

    さよならあなた

    このままだってお別れしますなんにもできない私には別れがせめての贈りもの遠い空からはるかあなたの無事としあわせ祈らせて……帰ります帰りましょ さよならあなた別れがこわくて言いだせなくてあなたのこころのやさしさに今日まで甘えて来たけれど楽しかったわかぞえきれない夢と思い出ありがとう……帰ります帰りましょ さよならあなた二度...
  • 待ちわびて

    待ちわびて

    あなたのやさしい腕まくらあれは遠い夢ですか眠れぬ夜の淋しさにわたしまたやせました待ちわびて待ちわびてあなたの帰りを待ちわびて逢いたくて逢いたくてあなたに逢いたくて……はじめて女のしあわせをおしえたあなたは憎いひと髪をすこし切りましょうそれで胸がはれるなら小雨にけむるガラス窓街の灯も消えました待ちわびて待ちわびてあなたの...
  • ウナ・セラ・ディ東京

    ウナ・セラ・ディ東京

    哀しいことも ないのになぜか涙がにじむウナ・セラ・ディ東京 ム…いけない人じゃ ないのにどうして別れたのかしらウナ・セラ・ディ東京 ム…あの人はもう 私のことを忘れたかしら とても淋しい街はいつでも 後ろ姿の幸せばかりウナ・セラ・ディ東京 ム…あの人はもう 私のことを忘れたかしら とても淋しい街はいつでも 後ろ姿の幸せ...
  • 愛人

    愛人

    あなたが好きだから それでいいのよたとえ一緒に街を 歩けなくてもこの部屋にいつも 帰ってくれたらわたしは待つ身の 女でいいの尽くして 泣きぬれて そして愛されて時がふたりを 離さぬように見つめて 寄りそって そして抱きしめてこのまま あなたの胸で暮らしたいめぐり逢い少しだけ 遅いだけなの何も言わずいてね わかっているわ...
  • 愛の陽差し ~アモーレ・ミオ~

    愛の陽差し ~アモーレ・ミオ~

    あなたの愛の陽差しは 心の奥まで照らす朝も昼も そして 夜も逢えない日でも あなたを感じて涙が出るの 胸の中で あふれだしてアモーレ・ミオ 愛は生命(いのち)あなたに 私は 溶けてこの心 たとえ 涙に傷ついてもアモーレ・アモーレ 愛は光アモーレ・アモーレ 愛は希望あなたの愛は 悲しい心も包んでくれる 青く澄んだ 空のよ...
  • 空港

    空港

    何も知らずに あなたは言ったわたまにはひとりの 旅もいいよと雨の空港 デッキにたたずみ手をふるあなた 見えなくなるわどうぞ帰って あの人のもとへ私はひとり 去ってゆくいつも静かに あなたの帰りを待ってるやさしい 人がいるのよ雨に煙った ジェットの窓から涙をこらえ さよなら言うのどうぞ戻って あの人のもとへ私は遠い 町へ...
  • ジェルソミーナの歩いた道

    ジェルソミーナの歩いた道

    振り向かないで ドアをしめていってあなたの冷めた愛を いたわりにかえないで許してあげる 心変わりなんかあなたの好きな人を ひたすらに愛してあげてどれだけ愛したか それだけがすべてだから私は大丈夫 こんなに元気よジェルソミーナの歩きつづけた涙とそよ風の道を私も今 歩き始める両手を広げて確かなものは 何もないにしても寄りそ...
  • ジャスミン慕情

    ジャスミン慕情

    ジャスミンの花 香れば熱い胸が 甦るの長い旅なのにさよならさえ 残してくれなかったわ男は船で 女は港私 今日まで 面影と生きた本気で惚れてはいけないと叱られるかしらそれでも あなたに逢いたくてもう 揺れて揺られて旅の空また 愛された日の夢を見るジャスミンの花 ひとひら船の上で 散らしてみる波にもまれても色褪せない 二人...
  • 黄昏

    黄昏

    黄昏には別れの涙が似合う過去を乗せた バスを見送れば家路を急ぐ 人ごみにまぎれ悲しみの捨て場所を探して歩くけれど私には帰る あなたの胸がない想い出がゆれる あの部屋だけね私の心は ただ迷子の様にひとり街をさまよう あてもなく惜別には古びたピアノが似合う水で割ったお酒 飲みほせばまたひとつだけ 悲しみをならべ止まり木にた...
  • 旅人

    旅人

    もしも何処か遠くの街で噂聞いてくれたらすぐに便りとどけてあなた私待つわ一人で側にいればそれだけで他に何も欲しくない一途なこの想い分って下さいあなたの愛だけを追いかけて行く 私は旅人二人だけの想い出ばかり今は寒いこの部屋ドアの外に足音聞けば胸が弾む私よたとえどんな悪口云われても耐えて生きるわ一途なこの想い信じて下さいあな...
  • つぐない

    つぐない

    窓に西陽が あたる部屋はいつもあなたの 匂いがするわひとり暮らせば 想い出すから壁の傷も 残したまま おいてゆくわ愛をつぐなえば 別れになるけどこんな女でも 忘れないでね優しすぎたの あなた子供みたいな あなたあすは他人同志になるけれど心残りは あなたのこと少し煙草も ひかえめにして過去に縛られ 暮らすことよりわたしよ...
  • 時の流れに身をまかせ

    時の流れに身をまかせ

    もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮し してたでしょうか時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわないだから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せないもしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失くしてしまう...
  • ニイ(あなた)

    ニイ(あなた)

    イ尓(ニイ) イ尓(ニイ) あなた残しイ尓(ニイ) イ尓(ニイ) 見知らぬ国へイ尓(ニイ) イ尓(ニイ) ひとりだけで来た私古い教会(チャペル) おしゃれな店河のほとり 歩いてみた何を見ても あなたのこと偲(しの)んでいる 私なのよイ尓(ニイ) イ尓(ニイ) 忘れたくて来たのイ尓(ニイ) イ尓(ニイ) 熱くつのる想いイ...
  • ふるさとはどこですか

    ふるさとはどこですか

    ふるさとはどこですかとあなたはきいたこの町の生まれですよと 私は答えたああ、そしてあなたがいつの日かあなたのふるさとへつれて行ってくれる日を 夢みたの生まれたてのこの愛のゆくえを祈ったのふるさとはどこですかと 私はきいた南の海の町と あなたは答えたああ、そして幼い日のことを瞳をかがやかせ歌うように夢のように 話したわふ...
  • 星のしずくに濡れて

    星のしずくに濡れて

    あなたを見つめて あなたにふれて星のしずくに濡れ 時間を止めたい夜空の星座より 遠くの彼方へ宇宙の果てまでも ついてゆきたいこんなに愛が悲しい理由(わけ) あなた教えて涙よりも熱い想い どこからくるの生れる前に 約束した そんな気がするだからいつも離さないで わたしの事だけあなたの瞳で あなたの胸で夢が消えないよう わ...
  • ホテル

    ホテル

    手紙を書いたら 叱られる電話をかけても いけないホテルで逢って ホテルで別れる小さな恋の幸せごめんなさいね 私見ちゃったのあなたの黒い電話帳私の家の電話番号が男名前で書いてある奪えるものなら 奪いたいあなたそのために誰か 泣かしてもいい奪えるものなら 奪いたいあなた一度でいいから あなたの肌に爪をたてたいあなたは私の ...
  • 何日君再來 ~日本語ヴァージョン~

    何日君再來 ~日本語ヴァージョン~

    忘れられない あのおもかげよともしび 揺れる この霧のなかふたり並んで よりそいながらささやきも ほほえみもたのしくとけあい過ごしたあの日ああ いとしの君 いつまたかえる何日君再來忘れられない 思い出ばかりわかれていまは この並木みち胸にうかぶは 君のおもかげおもいでを だきしめてひたすら待つ身のわびしいこの日ああ い...
  • 夕凪

    夕凪

    白い波が ささやくように指先を 濡らしてゆく涙だけが 拭い上手な想い出を さまして遠い海に 心が見えるそっと胸に 手をあてて夢にしまった いとしい名前今は 優しく ひびく一人 ただようなら 夕凪に恋も静かに 揺れるから砂にねむる 貝がらひろい古い詩(うた) たずねてみる耳に残る 吐息でさえも懐かしくなるまであてもなく ...