• teto

    「54」
  • I just want to dive in REIWA!!

    I just want to dive in REIWA!!

    混乱反逆退屈孤独悲哀空虚無力VS火事場泥棒咽び泣いた少女にそっと手を差し伸べている「私たちはここにあなたを守ると約束します。」あっそう?もしも何もかも失っても好きな奴と好きなように会えるならいいんだ鍵など掛けず外に出るから好きなもんを好きなように持っていけばいいさどうぞ勝手に世の中の 「愛と自由を」が実は 「プライド+...
  • 宣誓

    宣誓

    ただ恋は多く、ただ愛は深く...
  • 燕

    君がその黒髪を束ねようとゴムを口に咥えるそんな仕草や寝ぼけたすっぴんによく似合ってる少しダサめな銀縁の眼鏡初めから無かったらこんなに愛おしくはならないのだろう何処にも出かけられない僕らの何処へだっていける部屋ダイヤモンドもエメラルドも そうサファイアもどれも似合わない人だって美しいのにふたりはまだ何も知らないまま次第に...
  • とめられない

    とめられない

    常時不安定じゃなく、正直で不完全なだけな俺プラス、マイナスじゃ回らないネジ装着中またオートクチュール創作中孤独なレコードプレイヤー抱えて現代を歩くジレンマ「論理」「効率」の押し付けがめんどくさい「情緒」「文脈」許してくださいPISS OFF!あーそうですか、そんなことあったんですか興味は無い、面白くない、疑いもしないで...
  • 光とロマン

    光とロマン

    遊覧船で腕を組む上を向くと無邪気な雨目の前で咽び泣く少女約束を交わせない自分なんも伝わらないそりゃそうだよな10円玉だけ集めて手は冷たく電話ボックスへ君への言葉、見つからず時間は過ぎ、あの街のまま誰かとなんも変わりゃしないそりゃそうだよな今更ダメージもないいつの日か誰かを心から愛せるようになれたら誰かの心も傷つけずに済...
  • メアリー、無理しないで

    メアリー、無理しないで

    ロマンチックな夜の為に君は舞台に上がっていくでもそのドレスが血で紅く染まっていることを知っているからそう簡単には無責任な賞賛など出来ないな真っ黒に汚れたその台本は一度二人で描く為に真っ白へ後悔など瓶に詰め、 海に流したらいい拾われても滲んでさ、 誰も読めやしないなあ?メアリー?悲しみは君の血肉だと言うだが喜びを捨てる理...
  • 遊泳地

    遊泳地

    窓のない部屋の隅天井を眺めながら飛べる程の遊泳を待つ少女への手紙感じない四季の風味感じたい日々の空気愛しい人に両手も振れず塞がるピアスホール薄紅に染まるはなびら雨は止んで虹がかかった君の後を追いかけたら辿り着いた桜の木の下Everything in my words is with you.君は今日も何も信じずEver...
  • もしもし?もしもさぁ

    もしもし?もしもさぁ

    もしもし?もしもさぁ俺らまた来世で出会ったとして記憶の片隅にすらも残ってない赤の他人同士になるなら君が惜しみもなく見せる不細工な寝顔でさえもどうやら価値があったんじゃないかってそんなことを思っている一度散ってしまった胡蝶蘭がもう一度咲き始めたあの日記憶の無くなった祖父から名前を呼ばれて夜が明けたあの日と同じ光が差し込ん...
  • 夏百物語

    夏百物語

    しょっぱい風に身体を預けて日差しにやられた僕の頭の中は甘いパッションフルーツのかき氷みたく溶け始めている それだけもうアレに夢中だねぇ 明日はどうだろう木陰で休んでいても波打つ音に誘われ「堪えるな」と聞こえたから誰かさ、手と足繋がせてもう誰とキスをしてももう誰と夢を見ても一夏の思い出だと好き放題したらいいハイビスカス、...
  • invisible

    invisible

    涙が枯れる頃にアスファルトも乾いて街灯は瞬いている点滅繰り返しまるで俺の気分を映し出している身体は透き通って誰にも気付かれずどうやら俺は今無意味で無価値でいるようだこのまま此処に居た証が無くなるというならその前にただひとつふたつみっつよっつ焦がれる程に恋してみたい溢れる程に愛してみたい透明のままであれば叶うことはないの...
  • kill&miss

    kill&miss

    カラスが喰い散らかしていったあそこんちの前の生ゴミはまるで社会の縮図いつか俺も骨になるまでやられそう道のど真ん中でじゃれあって踊るうざったるいカップルも日々の憂鬱からの反動というなら俺の怒りはどこにうぉーと聞こえる薄っぺらい熱狂に唾を吐く今地球がひび割れたら胸の奥のこの思いは全てが無に全て遠くに誰にもただ気づかれぬまま...
  • 声のもと

    声のもと

    「月が出てれば道は明るいね」と幼い頃に耳にした言葉は離れて見える昨日をそっと辿り希望を撒いた明日をもっと想える遠い遠い愛おしいあなたの声がするその声のもとに渡していたい消えかけていた明かりに火を灯し消えかけていた未来を照らし始める遠い遠い愛おしいあなたの声がするその声のもとに渡していたい結んでいた手を開いてほら鐘の鳴り...
  • コーンポタージュ

    コーンポタージュ

    ポツリポツリと光る街灯と自動販売機の灯りをアテに君の街まで歩いてゆこう肌寒いから紺のマフラーを巻いてこの山道は暗くなったらおばけが出ると君が言うからほんの少しの勇気を出して歩くペースをちょっとだけ早めてみた朝が来るまでもう僕らはお気に入りのレコードかけてスナック菓子をくしゃって食べ欠けたグラスで乾杯しようあの神社の角を...
  • suimo amaimo

    suimo amaimo

    ボーイズアンドガールズこの目に映る一万円札でさえもう表と裏で異なったその表情を覗かせてくるから天使にも悪魔にもなれるはずない人間だったら表や裏で片付けられる表情じゃ済まされないだろ見えないが見えるようになっても見えなかった煌めきを探してるわたしはわたしを創っててあなたはあなたを創ってる重なることなんてないのにそれなのに...
  • 全肯否定

    全肯否定

    何千万、何億とある散らばった答えを掻き分け導き出して辿ったひとつ、ひとりを無くすことはできずそれでも人の祝福を願う為だけの天使にはなれそうにもない何千万、何億とある溢れ出す遺恨が歪みだして巡り巡って捻じれてった拳銃、知らずに撃ち込んでいた夜それでも人の災厄を願う為だけの悪魔にはなれそうにもない例えばあの星たちが何億年も...
  • ただいまおかえり

    ただいまおかえり

    再生ボタンを押した時に記憶や匂いが蘇る気がしてネオンの灯りが見えるたびにあの耳鳴りが聞こえた気がした此処は無菌室ではないましてや縛られてもいない待つことさえ迎えに行くことさえできる部屋再会は約束でも祈りでもなくていいもっと単純な形でいいわからないなら、わからないままでいいからわかりたいと思う自分で居させて此処は地下室で...
  • ねぇねぇデイジー

    ねぇねぇデイジー

    毎年春よ来いと思ってはいつの間に春はやってきて気付けば君が枯れる、うなだれる季節になるんだろうな街頭演説で革命家は「背中を押すわ」と言っていて地球の裏側でも端でも駆け付けて行くんだろうなそれよりさ、さっきまであった水と肥料がどこにもないなねぇデイジー ねぇねぇデイジー革命を起こされるのはごめんだって勝手気ままで何とか暮...
  • 蜩

    いつかの蜩の鳴き声が遠ざかっていくあの日常も幻のように海の深くから陽を眺めるように朧げに浮かぶ歳月の波は容赦なく私を飲み込んであの街も木々も君も奪ってくまるで昔から無かったかのように跡形だってなく冷えた炭酸の沁み渡る速さで薄暗い街もオレンジに染めて最初で最後の覚悟でまだ見ぬ愛を探しているあの蜩のようにあなたもあの日鳴い...
  • 不透明恋愛

    不透明恋愛

    ティーカップに積もり積もる埃の重みを数えては想いと時が重ね合って増してくことなど無いと気付いたいつからだっけこんな風に思ったのはハイカットは上まで紐を通すアイツの履き方と窮屈になった自分の足元を追っては思い出したいつからだっけこんな風に思ったのはいつからだっけこんな風に思ったのは秒針の音は鳴り止まず同じリズムを刻んでい...
  • 夜想曲

    夜想曲

    変わることを恐れた一匹のエゾシカは春を迎えることすら ままない様だった月に照らし出されて 雫が煌めいて銀色に囲まれた二度ともうない夜だった一粒、二粒、雪が背を刺す度に想いがまた募る遠ざかっていく街や声をもう一度抱えていきたい愛や憎しみ、欲望までも全てを飲み込んで混ぜて満たしてゲロになるまで全てを吐き出したいいつか訪れる...