• チュール

    「22」
  • S・O・S

    S・O・S

    男は狼なのよ 気をつけなさい年頃になったなら つつしみなさい羊の顔していても 心の中は狼が牙をむく そういうものよこのひとだけは 大丈夫だなんてうっかり 信じたら駄目 駄目 あー駄目駄目よS・O・S S・O・Sほらほら 呼んでいるわ今日もまた誰か 乙女のピンチうっとりするよな夜に ついついおぼれそんな気になるけれど 考...
  • お風呂の時間

    お風呂の時間

    ぬるいお湯に浸かって 今日一日を思い返してみる全部人のせいにした あまりにも勝手だったぬるいお湯に浸かって 今日の自分をちゃんと見てみる威張ってた体は 無防備に揺れていた強気になっていられたのは 僕の仲間が強いから裸一つにされてみりゃ 何にも出来ないぬるいお湯に浸かって 「失敗した」と後悔してる熱いお湯を溜めて のぼせ...
  • その瞳、意味深

    その瞳、意味深

    いたずらなその瞳 意味深ね新しい自分に出会うかなキラキラのSunny Day花柄カーテンも風におどる午後は新しい画用紙広げた子供みたい何からも自由でいたい鏡よ鏡 世界で いちばんキレイな美女に変えて お願いいたずらなその瞳 意味深ね目尻で5mm微笑んだら小悪魔に心ちょっと売りましょ新しい自分に出会うからそれなりにEve...
  • 離れて暮らすあなたに

    離れて暮らすあなたに

    朝食は抜かないでちゃんと食べてね 毎日忙しいだろうけど一日の始まりは満たされることから朝食は抜かないでちゃんと食べてね バナナ一本だけでもいいから心にも身体にも気を遣ってあげるのあなたの気付かないところで あなたの不安が募るのが見えるのに離れて暮らす私が 出来るのは心配だけあんまり徹夜続きは避けてね どうしようもないん...
  • 微笑んでみるだけで

    微笑んでみるだけで

    悲しみが絡まって ほどくことさえ諦めた理想なんて捨てた方が 楽になれると思うの『良い人』と言われたくて みんな必死なのいつだって人は一番 自分が可愛いから気付いてないでしょ悲しみが絡まって ほどくことさえ諦めた理想なんて捨てた方が 楽になれると思うの『良い人』と言われたくて 平気で嘘つくの無意識の中でいつも周りを傷付け...
  • 木綿のハンカチーフ

    木綿のハンカチーフ

    恋人よ 僕は旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染まらないで帰って恋人よ 半年が過ぎ逢えないが泣かないでくれ都会で流行りの指輪を送るよ君に君に似合うはずだいいえ 星のダイヤも海に眠る真珠もきっと あなたのキスほ...
  • 雨音ワルツ

    雨音ワルツ

    君の手で あの子の顔、撫でて寂しい目が涙で濡れてゆく君の手で あの子の手を引いて人は温かいって、忘れないでしょう綺麗なものだけ 耳を傾けてあなたは楽しそうに 自由に踊ってよランラーラ ランラーラランラーラ ランラーラ白いドレス 風に揺れてあの子は今 笑っている雨の降る日は 外へ出てみようか誰の分までそんなに泣いてるの?...
  • 苺日和

    苺日和

    風をすり抜けて 晴れた道へ 自転車を走らせる君とすれ違う 晴れた道へ 期待して走らせる夢を見ていたいよ恋をしたなんて 信じたくないのに君のところまで会いに行きたいんだ赤らんだ頬が 熱くなっていくから君の横顔も見れないでいるいつどこにいても気になること 「あなたに偶然会えたら」近所のコンビニも侮れない! ちゃんと オシャ...
  • 可愛い君へ

    可愛い君へ

    急いで帰るからね起きて待っている可愛い君よ今すぐ帰るからね一人待っている君が心配だよ待ちきれずに寝静まる部屋 置き手紙があったよ「お手伝いしようとしたの。お皿を割ってごめんなさい。」そんなことなんていいんだよ 髪を撫でさせて指折り数えて寝たその手 特別な一日はもうすぐだね早く帰ってきて ママの顔を見て眠りたいの急がなく...
  • そんな今日も、歩いてる

    そんな今日も、歩いてる

    地面を歩く小さな虫のことなんかを考えて横にいる君をあてにして 僕は余所見して歩いてる真夏の陽射しは強くて 涼しい木陰を探すけど横にいる君をあてにして 僕は笑い話に夢中になったそれは昨日のことかのように じわりじわりと胸を埋めていく知らない街の中を… 初めての風を吸っても…君が横にいたから 僕は堂々と歩いたよ手ぶらじゃい...
  • ため息

    ため息

    あなたの洗濯物干して 帰りを待ちながら、今日もどんなに幸せでしょうって ため息をついている はぁ。あなたのご飯も作って 帰りを待ちながら、今日もこんなに愛されているよって 指輪を眺めてる あぁテレビも無い部屋だけど 寂しくなんかなくてあなたの顔を見るのが 何よりも嬉しいから手をつないだ何十年先も あなたに恋をしているよ...
  • 願い

    願い

    水面の月を 幾度とかき消した 細波「偽物だから」と言わんばかりに夜空の月を 眺めてみたものの 結局本物は私だけのものにならないどこにても私は私だと願い事のように唱えている広い海を知るのが怖いのは私があまりに小さすぎるから船の上で 例え沈むときを待っても沈むことすら出来ずに ただ揺られてどこにいても私は私だと願い事のよう...
  • 約束の木の下で

    約束の木の下で

    綺麗に散るために 満開に咲かそう僕らこの木の下で また春を待つ一つ、また一つ 花開いて周りの木は華やかに一つ、たった一つ 咲き遅れて蕾を付けて立ってる花吹雪く中 僕らは考えた 「どうすれば咲いてくれるだろう」離れる その日に 間に合うようにちぎれ落ちて 風に吹かれてちぎれてもまた 綺麗に舞い上がる僕らの思い深くに 忘れ...
  • 心模様

    心模様

    たまに少し泣きたくなる日があるということ誰にも言わないで一人でいると寂しくなる日があるということ誰にも言わないで鳥が鳴き 朝焼けが砂利道を照らす音街中が眠りから目覚める音まぶたを閉じれば 全てはあの頃のまま変わってしまったのは 泣けなくなった私だけ瞼を閉じれば 全てはあの頃のまま帰れない場所を思い 月日は経ったと気付く...
  • 二人並んで

    二人並んで

    早起きした日の まだ白く濡れる風いつになっても僕の憧れるもの当たり前のように並ぶ影を愛しむこといつになっても僕の憧れるもの君がいて 僕がいること 変わらず近くにあるものは 見えなくなってく心が痛いのは 誰かを大切に思っていた証拠だから辛いことじゃないんだと 笑って言えたとき君のことを思い出すから歩幅を合わせて どこへで...
  • やさしさを考えてみる

    やさしさを考えてみる

    何もかも嫌になった 部屋は散らかるし 肌は荒れるしなんか、だらしない人みたいだ何もかも好きになって 人を許せたら 強くなれたらきっと綺麗でいられるんだろうに未熟な私は片付けられなくて 自分のことすら上手く守れないもっと優しい言葉あったのかもしれない こんな生き方を誰か正しいと言って誰だって下を向いて 冴えない気持ちを ...
  • 思想電車

    思想電車

    田舎町、いい天気、横切ってゆく独り言、僕に言う、「乗り過ごそうか。」見知らぬ人 次々と 一緒に乗せてちらほらだけど軽々と僕も乗せて一日あれば ここまで来れちゃうんだなぁ行き先のない旅を 少しでも僕は幸せになろうとする夕暮れを見届けたよなんだか嬉しくて、夜が少しきれいに見える長い旅 帰り道 忘れないように日記を書いてるよ...
  • それが大人ってもんなのか

    それが大人ってもんなのか

    履き慣れない革靴で 泥の中突っ込んじゃって気取れば気取るほどに 格好悪く見えるもんだなぁスニーカーで無邪気に駆け回っていた頃の僕が「それが大人ってもんなのか。」って 指差して笑うよ心地良い春風の中で 僕は何て叫ぼうか汚れた革靴は そんな大事なんだろうか?気の利かないこの僕は 君を泣かせちゃってこんなんで「人を幸せに」だ...
  • ママのうた

    ママのうた

    ただいま 怒らないの?いつも私の味方私は泣くばかり一人じゃ何もできないずっと守ってくれた人あなたは私を見てる離れていても側にいてもどうして何処にいても私の悲しい顔 見えるの?あなたは苦しい顔 誰にも見せずに耐えてきたことを 私は知っているよあなたは強い人私の目指す人あなたの愛は深く私を守ってきたあなたの愛は深く私は守ら...
  • 足跡コレクション

    足跡コレクション

    道に迷った ここはどこだろう?自分が急に小さくなった小さくなって どこでも行けるそっちへ行けば帰り道だよまだ、まだ、見つけちゃダメもう少し、奥の奥へ…まだ…道に迷って 「ここはどこだろう?」興味津々 大きく見える足跡コレクション 集めるように冒険はつづく どこでも行けるあそこの看板には何て書いてるんだろう?この靴じゃ行...