• 房宿(田中敦子)

    「2」
  • 氷たちの自尊心

    氷たちの自尊心

    何が欲しい それを 奪ってやるから何が大事 すべて 壊してやるからどこへ行くの 道を ふさいでやるから何をするの 無駄と無意味それから愛と伝うの もたれ 合っていることを友と呼ぶの 傷を なで合う相手を嘆かないの 乱れ 切ってる世界を何が見たい 嘘、裏切りそれからああ 青龍の雲空、塗り尽くすときもう 明日はない過去もな...
  • 震えて下さい

    震えて下さい

    これで良かったと 言えるもし 生命を投げ出したってそれがあの人守る 唯一の術だとしたなら きっと遠く薄れてく 息の中私は 笑ってみせるこのやすらぎは もう奪えないどんな運命にさえもいつからこんな強く出逢った日からいつからこんな深くいいえ、生まれる前から震えて下さい一瞬でいいおののく腕で抱き寄せて父のない子が人に ぶたれ...