• 瀬戸山智之助

    「6」
  • 生きる

    生きる

    全部(すべて)が同じ人間(ひと)なんていない全部(すべて)が違う人間(ひと)なんていないだから私たちは共に別々の道を歩いている確かなことは私たちが同じ時間(とき)を生きること確かなことは私たちが同じ宇宙(そら)で生きること誰だって幸せになるために生まれてきたもう私は独りなんかじゃないもう貴方は独りなんかじゃないそして私...
  • I swear to you

    I swear to you

    あんなに青かった空がぽっかり抜けて星の光にやっと気付けるのです明るいものばかりにいつも引き寄せられるから目を閉じて 数えてみるの心に 灯るものI love you ずっと I swear to you いつもあなたを大切にできるのは あなたが大切だからだI love you ずっと I swear to you いつも...
  • さかみち

    さかみち

    できたら来世は 逢いとうないわ逢うてしもたら最後 また惚れてまうやろ女としての幸せを 考えることもあるんやでってあかんなぁ ごめんまた 意地悪言うてしもたあんたが成功するまで 結婚はしてやらへんもしもうちを 言い訳に使おうもんなら 許さへんでうちの唯一の自慢はな あんたの背中を見れることいつもは自分じゃ見られへんやろ ...
  • 櫨紅葉

    櫨紅葉

    ひらり はらり 落ちてゆく風に どうか最期までゆらり 篝 眼差しの奥に ひとつずつを灯して明日も見つけてくれますか 微笑んでくれますか櫨紅葉(はぜもみじ) 焔が如く やがて散る運命だともその全てで光ろうとする様に 人は美しさを見る結び しきたり 通う血を背負い 空に焦がれます綴り 囀り 浮世への羽に ひとつだけを抱いて...
  • ホタル

    ホタル

    少しでも長く 少しでも強く 輝いていられるように重ねる日々、涙 人知れず流行り廃り 言葉と心 太陽と月 恋と愛光り消えた蛍は 静かにひとりぼっちさ雨 風 花 季節 移ろう時の中で蛍 その光が消えた朝も そばにいるよ蛍 また明日も名前を呼ぶよ おやすみ儚いものと知るほどに 美しく燃ゆることを願うそれぞれの大切を 深く抱き...
  • まちあわせ

    まちあわせ

    運命だなんてさ やめてよ そんな歌じゃ泣けない選んできたのさ その手で その目で その真ん中で約束をひとつ 固結びしましょう そしてまた明日(あした)待ち合わせしましょう抱き締めることは 心の深呼吸 胸いっぱいあなたを吸い込めば赤いささくれも 黒い雷も あやすように 許されてく繋いだ手と手は 心のキス 二人でひとつを守...