• 菅田将暉

    「44」
  • くじら

    くじら

    そんなに僕らは無敵じゃない夢中になれたならそれでいいのかい いいだろ あぁいいさ宇宙の角が見つかるまで世界を求めているコンクリートが溶けるような暑さの中不純な水は君も持っている誰も飲まないけれど口ゆすぐには慣れたなもう慣れた日が沈む中大人になった僕らが見る夢はまだ甘いか人知れず潜った僕の深海にはまだあった溺れてしまうく...
  • 二つの彗星

    二つの彗星

    重ねた時を数えて 今二人は一つになるの集めた瞳の先に 今あなたは白く光ってる途切れ途切れの日々に いつか夢みてた日々が追いつかなくても 二人ならばきっと笑えるさ重ねた手と手の中の 二人だけの距離を信じて無くした隙間の中に 願うよりも感謝を告げよういつか見送る時が 必ず来るとしても二人ならばきっと笑って終われるさ重ねた光...
  • 化かし愛

    化かし愛

    抜き足差し足 宵待ちの化かし愛胸騒ぎ 嵐の前の静けさ嘘と秘密で塗り固めた私の仮面をそっと脱がして頂戴伏し目がちに奪わないで置き土産は一瞬意味ありげなメッセージはいつだって沈黙に潜んでる愛なんて大層な理由じゃなきゃ駄目かな?抜き足差し足 宵待ちの化かし愛胸騒ぎ 嵐の前の静けさ嘘と秘密で塗り固めた私の仮面をそっと脱がして頂...
  • サディスティックに生きなくちゃ

    サディスティックに生きなくちゃ

    今からとびっきりの痛いのあげるよチクっとしたらうぎゃって返してみてよスプラッシュしながらhello 愛を込めて怪物には処方箋よりも花束ジャニスにもカートにも理由があるんだよでもドラッグストアに行かなくちゃサディスティックに生きなくちゃなぁ、いたいかい?いたいかい?僕にそんなにいたいかい?そばになぁ、いたいかい?いたいか...
  • エメラルド

    エメラルド

    燦々と落ちる雨音山々と風のモーションちょっとさんさんと午後のアイスティー三々と五々の若者24時間二重の窓から公道を駆けるハクビシン坑道の中のカナリア講堂に飾る狛犬行動を起こす余所者風立ちぬ荒野も吹き荒ぶ大地にも ああ風立ちぬ今から動き出す山際に煌めいた僅かなもの欠けないまま煌めいたエメラルド...
  • Magic Hour

    Magic Hour

    いかしてる君の髪の香りすらも嗅ぎたくなる4時過ぎもう着ない服全て棚にそっとしまっておこう見えないようにして街の夜の灯りすらも消したくなるよ今日はさりげないこと全て胸にそっとしまっておこう歌にしよう嬉しさでも哀しさでも愛しさでも寂しさでもないこれはなんでもなんでもなんでもないこれは暇してる僕らここで甘さすらも許してしまう...
  • スモア

    スモア

    「こんなに冷えた日はアイスを食べちまおう」笑う君の顔で許しちゃうこの世の陽だまりだどんなに寒くても君がいれば溶ける空気僕の素敵なジャンパー貸してあげてもいいよあたためてたしかめてかじかむその手をほぐしてほぐしてあたためてたしかめてかじかむ心をハグして満たされつたう愛、愛、愛ねえ一緒に挟もう取っといたマシュマロ燃える焚き...
  • もののあはれ

    もののあはれ

    気が向いたらまた会いに行くよそれでいいでしょ ボサボサな月振り返らず 鼻唄まじりで都をゆくの 背中合わせて旅に出てったあの日のスターみたいに綺麗に散るべきでしょあはれなさけ その度に今を抱えて抱えて 季節を忘れて飽きだらけ その旅にひまを抱えて抱えてる触れない泡みたいに溶けてうつり変わる流行り廃りに耳をふさいで ガサツ...
  • 谺する

    谺する

    いつかは霞むその瞳にいつまでも 一度でも見えない光りには何度でも灯りに変わりゆくまで優しい声でただ「おかえりなさい」の一言で良かったほんとなら祈るようなことはたった一つもなくていつもの通りに「ただいま」陽だまり 空もなんだか嬉しそうなのにもう涙こぼれないで世界に何を願うもう戻らない日々の中変わらないあなたの叫び声愛を謳...
  • ユアーズ

    ユアーズ

    しまったままの心にわたしのふりした誰かがいる滲んだキズに浮かぶその姿がそっと睨んでたずっと染まっちゃったわたしのことたそがれ空 嫌いだったどちらでもないカラーモノクロームなら綺麗なんだ誰かのようでさようなら飾ったりしないでむねの花みたいにささりげない仕草で日々をころしてこのまま叫んだりしようぜいのちからがら逃げてさ「世...
  • 美しい生き物

    美しい生き物

    そのまま 高らかにくちびる いつも尖らせてさようなら 星を巡りくちびる いつも震わせていつも君のその身体は何かを求めひとり彷徨う夜を待って 夜を待って 夜を待って 今スターになってスターになって君はずっと僕を照らす悲しみも喜びもひとりきりで君は照らす美しい生き物さ君はずっといつまでも 君はゆくくちびる ずっと震わせて今...
  • クワイエットジャーニー

    クワイエットジャーニー

    それは はるか空見つめてた 花のようぼくら 話さない流れてく 星のこと静かな旅にでよう静かな旅にでよう静かな旅にでて見つめよう誰も知らない話をしようほんとうのことばかりでもほんとうのことばかりでも“本当”は 君とぼくでも未来・過去になるのもしそうでも 嘘ばかりだよもしそうでも 君とぼくだよ“本当”は 君とぼくだよ未来・...
  • 八月のエイリアン

    八月のエイリアン

    八月のエイリアン ぷらぷら徘徊だ紫陽花は咲いてない そのくらいがいいのかもね君もヘッドホンならしょうがないさっきから雑音が サービスさえもナイトなら決闘 思考のブルーさ愛のない時代 昨日の夜の君の匂いはもう存在しない 昨日の夜も月も迷いもどしゃ降りのせいじゃないくらくらあいまいな街がイマ合いそう愛をくらい吐きそうなグル...
  • ゆだねたギター

    ゆだねたギター

    マリリンモンローくちずさむ君のそのポーズは昔からそういえばあの時君はピースをしないの眠れない夜 君は泣いてた僕の電話が鳴ることはないI wanna be loved by you.くだらないジョークは聞けないゆだねたギター 歌うことは君とつながるSEXゆだねてきた 歌うことは君のSOS最近そんな嘘つかず君は周りに合わせ...
  • Standby

    Standby

    朝が来たのに起きられず水を飲む力もないどうやら今日は雨らしいちょうどいいよ家にいよう枠をはみ出さずに同じ塗り絵を繰り返してる特別じゃないとわかっているけれど光に背を向け逃げるつもりもない笑われようとも風が吹けば高く飛ぶから今はここにいさせてよ昼が過ぎても起きられず立ち上がる力もないどうやら外は晴れてきた予定はないよ家に...
  • 惑う糸

    惑う糸

    惑う糸は今日も、心の隙間を縫うようにほつれにぶる感覚を注いだ歩くために何も「今」は、この先を怖がるあなたを抱きしめている見るために今日も目を塞ぐ僕らはこうして忘れて、道を進んでいく未来で振り返ってもう2度と迷わないように頬どくように溶かすように何度も終わりを探していても契るように愛すようにそれは硬く縛られた。見えぬよう...
  • ギターウサギ

    ギターウサギ

    揺れるピアス 邪魔な前髪ふりきって なりふり構わず凹んでいく指先あぁ ピアノは習ってたのになぁ白黒つかない濁った音色誰にも見せない 俯いた時間ウサギみたいに瞳は赤い誰とも会わない そう決めた日曜日ウサギみたいに瞳は赤いされるがままに 拾いうつろうすり減ってゆく 錆がまわるあぁ かくれんぼはもう飽きたよはやく見つけてよ ...
  • ラストシーン

    ラストシーン

    世界中の灯りをともしてさ君の涙に手を伸ばすんだよ夜明け間近の彗星みたいにほら、ラストシーンは凛とした青だ息を切らして 風を追い越してここまで来たんだよ戦うのさ 僕らは強く生きるため君の涙が教えてくれた迷わないで信じた一筋の光残したいものはたったひとつだけ似た者同士だねって笑う、そんな景色だ諦めないと決めた空の下ああ、君...
  • 星を仰ぐ

    星を仰ぐ

    見兼ねた僕の街よくある言葉じゃ浮かれない沈んだ心 なだめる君に甘え過ぎてダメだな澄んでる君の瞳に写った僕を咎めたい何かを欲しくなるほど間違い、彷徨い、崩れてしまうな疲れた地球を背に 今宵は月が笑う考えず、夢中を生きた無垢じゃ、辛いよ星が降る夜をただ仰ぐいつかの傷と寄り添ってきたけど限りあるものに焦がれた夜のままで居れた...
  • 虹

    泣いていいんだよそんな一言に僕は救われたんだよほんとにありがとう情けないけれど だらしないけれど君を想う事だけで 明日が輝くありのままの二人でいいよ陽だまりみつけて遊ぼうよベランダで水をやる君の足元に小さな虹 ねぇ一生そばにいるから 一生そばにいて一生離れないように 一生懸命にきつく結んだ目がほどけないようにかたくつな...